窓ぎわのトットちゃん

六年一組でした。
教室に入ったら、男の子が うつむいて泣いていました。
泣きながら、「読み聞かせ」の準備のために、
ちゃんと皆の中に入り、座ってくれました。
私はその子に何も声を掛けず、何もしてあげれず、
そのまま本を読み始めました。
終わった時には泣いていませんでした。
トットちゃんのお陰かもしれない?と思いました。